日本プロモーショナル・マーケティング学会では、2024年12月10日の学会役員会で2023年度研究助成論文の中から、最も優秀な論文に対して「学会賞」を授与することを決定しました。
受賞論文:環境貢献消費意識の外的規定因とその影響
~電気自動車購入を対象とした実証分析~
受賞者 :法政大学大学院 経営学研究科経営学専攻 荻野茂男
横浜商科大学 商学部観光マネジメント科 渋瀬 雅彦
選 評 :本論文は地球温暖化を背景に、環境貢献への注目度が高まる電気自動車(EV)のマーケティングに着目した研究である。EVの購入に至る消費者意識にどのような要因が影響しているかを実証することで、EVの普及過程において、広告やWebサイト、販売店などの顧客接点を通じてどのように取り組んでいくべきか論じている。その点、学術的にも研究精度が高く、実務的な観点からも有益な論文である。
閲覧はこちら➡https://jpm-inc.jp/wp/wp-content/uploads/2023gakuzitsukenkyu-1.pdf
著者の荻野茂男氏は、博報堂でマーケティングプラニングディレクターとして活躍しています。荻野氏は同論文について、次のように振り返ります。
「消費者のリアルな 体験とともに、メディアからの情報も環境意識に強く影響していることを検証できた。プロモーションや広告の可能性を追求する私たちにとって、勇気づけられる結果でした」(荻野氏)
上記の学会賞論文は、日本中の研究者や大学院生・学生が閲覧している日本の科学論文全般を取り扱うJ-STAGEにも掲載しています。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/promotion/-char/ja?cdstat=&nologrec=