活動報告

2025年度の活動

2025年度は二つの施策「研究助成活動」と「次世代マーケティングチャレンジコンテスト2025」に取り組みました。

(1)「研究助成」事業

1. 2025年度研究助成活動

マーケティング関連の学術界の先生、大学(院)生、および、プロモーション業界の実務・研究担当を中心に、プロモーションやマーケティングの世界で現実に直面する環境や課題を取り上げる研究を募集し、実務示唆の観点から成果の期待できる研究に助成を行ないました。

研究計画募集:2025年4月~6月 11点について助成
論文提出:2026年1月30日(金) 締切  
論文発表会:2026年3月9日(月)10時00分~17時25分
    場 所:オンラインでの発表形式
    審 査:学会役員(4名)及び、実務界審査員(9名)により審査を行う
査読対象論文の選定:2026年3月16日(月) 

2. 2024年度研究助成活動

査読実施:2025年4~9月
「プロモーショナル・マーケティング研究」vol.18の作成 
  掲 載:協会ホームページに、上記論文集を10月から掲載
  2024年度の助成論文は、以下からご欄になれます。
  https://jpm-inc.jp/society/archive/year2024/
  *査読付き論文は、J-STAGE(国内の科学論文を扱うジャーナル)にも掲載
  広 報:月間「販促会議」2月号 にて告知

③ 査読付き論文「学会賞」の選定
タイトル1:環境配慮行動を促進する否定的メッセージの効果―道徳的規範との関連性
  執筆者:早稲田大学大学院 商学研究科 博士後期課程 磯本 美穂 

タイトル2:オノマトペを活用したお菓子のマーケティング戦略
     「さくさく」「もにもに」は海を越えられるか〜韓国市場へのアプローチについて
  執筆者:法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科 滝沢 圭史

(2)「次世代マーケティング・チャレンジコンテスト2025」の実施

プロモーション業界の活性化と認知向上に向け、次世代(大学院生・学部生、若手実務家)を対象として学術界と実務界が産学共創で共有すべき近未来のマーケティングテーマについて提案するコンテストを実施しました。

応募部門:「学生の部」「一般の部」
1次審査通過者:学生の部 6名、一般の部 5名(1名辞退)
本審査:12月11日(木)浜松町館第2会議室にて10:30~19:00実施
コンテストの構成:
 第1部 『次世代チャレンジコンテスト/マーケティング部門』プレゼンテーション
 第2部 『次世代チャレンジコンテスト/クリエイティブ部門』プレゼンテーション
 第3部 チャレンジコンテスト入賞者発表&産学交流セッション(展示フロア/オープンステージ)

 今回からマーケティング部門とクリエイティブ部門とが共催できたことは、両部門にとってお互いから得るものがあり有意義なコンテストになったと参加者の方々から好評価を頂きました。

◆ 受賞内容のご紹介

学生の部> ベストチャレンジ賞
テーマ :自由課題
タイトル:行動インセンティブで創る新しい通勤体験
受賞者 :大阪工業大学/小林 大将氏、シュレスタ・アロク氏
選 評 :快適な通勤像をデータベースから分析し、社会課題の解決につながる提案として既に事業化に向けて動いている点が高く評価された。着眼点が秀逸で日常生活の中での課題と行動変容の取組をうまく組み合わし事業計画も組まれていて、今後の事業化に向けた課題修正に期待する。

一般の部> ベストチャレンジ賞

テーマ :自由課題
タイトル:Supermarket 3.0 — 商い文化の再発明~AIと人がつくる「買い物以上の価値」~
受賞者 :株式会社スピン/清水 佑輔氏、甲斐 郁美氏、馬場 遼太氏、池田 ゆい氏
選 評 :本提案はスーパーマーケットの変化を的確に分析し、将来像を具体的に示している点が高く評価された。実務レベルでの実現には時間を要する可能性がありますが、リアルな買い物体験を現代的に向上させる工夫は非常に興味深く、社会的な価値創出にもつながる期待度の高いアイデアとして注目された。

学生の部 特別協賛社賞
テーマ :自由課題
タイトル: CHARGE’N CHAT(チャージン・チャット)
受賞者 :同志社女子大学/林 和香氏
選 評 :本作品は着目した課題が社会問題の特定に着目し、他の提案に比べてより大きな課題を扱っている点が特徴的です。課題の規模が大きければ、それに伴うビジネスの可能性も大きく広がるため、その点を最も高く評価し今後の展開を期待いたしました。

一般の部>  特別協賛社賞
テーマ :協賛社特別課題
タイトル: 一般流通における新しいカレー売場の創出「親心カレー便」
受賞者 :株式会社ADKクリエイティブ・ワン/仲川 怜希氏
選 評 :本提案は「グリコのカレーだから」という単純なものではなく、数多くあるカレーの話の中でも特に購買者と利用者の関係性に着目し、お母さんから子どもへとつながる物語やオケージョンが巧みに設定されており、一見シンプルに見えながらも、その裏側に多様なストーリーが込められている点が高く評価でき、表彰に値すると考えた。